国によっての常識は違いがあります。
日本では当たり前なことも他国によっては逆なパターンもあるようです。
くれぐれも思い込みは危険なようです。
旅を楽しむには、その国のルールも確認することが大切でしょう。
挨拶するのが基本

「ありがとう(メルシー)」「さようなら(オーヴォワー)など、何かにつけちゃんと相手に伝えることが大切。人にぶつかった時や電車から降りるときなども「すみません(パードン)」と言うようにしましょう。日本人の間では会釈で通用することも、フランスでは分かってもらえないことがあります。
チップについて
レストランやホテルなどの料金にはサービス料が含まれているので、基本的にチップは義務ではありません。快いサービスを受けたときや、特別なことを頼んだときに、お礼として渡すこともよいでしょう
【レストラン】高級レストランで渡す場合は食事代の5~10%を目安に、きりのいい金額をお札で渡すとスマート。カジュアル店ではおつりの小銭を残す程度。
【ホテル】特別なことを頼んだ場合、1回につき€2~5程度。通常の掃除やベッドメイクには不要。
【タクシー】大きな荷物をトランクに運んでもらった場合など€2~5程度。
【劇場などの案内係】座席案内のお礼として、€1程度。
1つ1つのお勘定やお釣りも要チェック
レストランなどで食事をする際は、必ず伝票チェックをしましょう。頼んだ覚えがないものが入っていたら、はっきりと間違いを伝えることです。
カフェなどではお釣りのごまかしに気を付けて、小銭でもちゃんと確かめるようにしましょう。間違いがあったらちゃんと抗議するのもフランスでは必要です。
スリから身を守る

残念なことにパリでのスリ被害は増加傾向にあります。
○カバンは手で必ず押さえておく
ジッパー付きのカバンでも油断は禁物です。後ろに回らないようにして手で押さえておくようにしましょう。
○財布は後ろポケットに入れない
後ろポケットに財布を入れるととても危険です。カバンの中に入れておきましょう。
○写真を撮るときは要注意
写真を撮るときはついそっちに集中してしまいますがスリはよく見ています。人混みではとくにご注意を。
○少年少女のグループ
メトロで怪しげな子供のグループが乗ってきたら距離を空けてください。集団のスリです。
○サクレ・クールのミサンガ売り
これは詐欺というより押し売りですが、サクレ・クール寺院前の階段には無理やりミサンガを巻き付けようとする集団がいます。大声でノン!といって振り切るか、ミサンガ売りのいないところを通って行きましょう。
○アンケートを装った詐欺
ボードとペンを持ってアンケートや署名をお願いしてくる人たち(主に女性)がいます。徹底的に無視するのが得策です。
○日本語で話しかけてくる人
「日本に行ったことがある」とか「日本語を勉強している」などと言って親しげに近寄ってくる人にはまず用心。普通の人はわざわざ観光客に話しかけたりしません。
○指輪を落としたと言ってくる詐欺
「これ、あなたのですか?」と言って指輪を見せられたらノンと言ってその場から離れましょう。指輪を押し売りしようとしてきます。
貴重品は隠しておくこと
○カフェではテーブルの上にスマホなど置かない
テーブルの上には何も置かないのがベスト。カバンは常に膝の上で。
○ATMには気を付ける
パリのATMは道にむき出しになっているものばかり。現金を引き出す時は周りの状況に気を配っていてください。銀行の営業時間内であれば中に入ってATMを利用するのもいいですね。
○ブランドバッグは持ち歩かない
それだけで目をつけられます。ブランド店で買い物をした後の紙袋も要注意なので、ホテルへ一旦置きに帰るなどできたら安心です。
トイレを見つけたら行っておく
街の中にある公衆トイレは無料ですが、あまり気分の良い場所ではありません。
前の人が使った後にはすぐに入れません。洗浄タイムがあるのでかなり待たされます。
カフェなどに立ち寄ったらトイレも済ませておくのがベターです。
現金で払うのは50ユーロ札まで
注意点ばかりが多いですが、大切なことは、「防犯を意識していますよ」というオーラを出しておくこと。
初めての街だとソワソワ気分になりますが、リラックスして堂々としているとかえって大丈夫なものです。