愛媛県松山市に位置する道後温泉は、長い歴史を誇る日本を代表する温泉地の1つ。
日本最古級の温泉地である道後温泉は、愛媛を代表する観光名所として多くの旅行者が訪れる温泉地。国の重要文化財でありながら現役の大衆浴場でもある道後温泉本館を中心に、周辺には歴史や文化を感じさせる観光スポットとがたくさんあります。
四国の北西部一帯と、瀬戸内海に浮かぶ小さな島々から成る愛媛県。夏目漱石の「坊っちゃん」の舞台としても知られる松山市内では、小説内に描かれる「道後温泉本館」や「坊っちゃん列車」などの実物を体感し、楽しめます。
松山城
現在の天守は安政元年(1854)に再建されたもので、国内に現存する貴重な12天守のうちの1つ。2006年には日本100名城にも選ばれており、場内に21棟もの重要文化財を有する美しい名城として知られています。
観光スポットとして、定番なのが大街道駅から松山城まで続くロープウェイ街道です。
松山城ロープウェイは城の長者ヶ平という本丸天守閣まで10分の距離の場所まででており、所要時間はロープウェイが約3分、リフトが6分という短さです。そこから天守閣まで10分で天守閣の見学を行うと90分近くかかります。わずか数分の旅ですが、そこからは独特の美しい松山の景色を堪能することができるのです。
道後温泉駅・坊っちゃん列車
夏目漱石の小説「坊っちゃん」にも登場する、松山市内を走る坊っちゃん列車は道後温泉駅が始点・終点。レトロな客車は漱石が小説で表現したように天井は低く、マッチ箱のように狭いと感じる人がいるかも知れません。イスは天井と同じ素材の木製の長椅子があるだけ。
「坊っちゃん列車」の復元については走行場所をはじめ技術的にも数多くの問題があり困難とされてきました。しかし、地元地域からの熱い声を受け、また地域活性化の起爆剤として、多くの難題をクリアし実現したのです。
昔、石炭で蒸気の力で動いていましたが、現在はディーゼルエンジンを採用しています。さらに、煙突から出ている煙に見えるものは、蒸気を煙に見たてたものです。環境に配慮した面も新生「坊っちゃん列車」の特徴と言えます。
ふたみシーサイド公園
夕日の美しい町として知られていて、町のキャッチフレーズは「沈む夕日が立ちどまる町」という伊予市双海町。海岸線のどこからでも西瀬戸の水平線に沈む夕日がみられ、「日本の夕日百選」にも選ばれている。なかでもふたみシーサイド公園は、恋人岬や夕日の観覧席(階段式護岸)で夕日をゆっくり鑑賞できると、カップルに人気のスポット。
海水浴場としても人気のビーチ。夏場は夕日を眺めながら海水浴が楽しめることもあり、大勢の海水浴客が集まります。寒い冬でも夕日が沈む頃には大勢の人がその瞬間を楽しもうと訪れます。
「道の駅ふたみ」が併設されていることもあり、売店等も充実。特にハート形のじゃこ天が人気となっています。「夕日の観覧席」と名付けられたビーチ前の階段状の護岸やウッドデッキ、売店2階にある海を一望できるレストランで美味しい食事を頂いたりして、夕日までの時間をのんびりと過ごすことができます。もちろん、美しい砂浜は冬でも楽しく遊べます。
一面のイルミネーションが点灯する12月は特におすすめ。パラグライダーでサンタが空から降ってくるイベントなど、寒い季節でもクリスマス前はさらにロマンチックな時間が過ごすことができます。
道後温泉
道後温泉本館は明治27年に建てられ、国の重要文化財や経済産業省の近代化産業遺産に認定された、貴重な建物です。
日本最古といわれるこの温泉では日帰り入浴のみを受付。4つの入浴コースから好きなものを選ぶことができ、個室の休憩室を借りることも可能。複雑につながった迷路のような造りの館内をめぐるのも楽しい。
聖徳太子や伊藤博文など名だたる歴史上の重要人物が訪れていた温泉です。
木造3層の珍しい建築様式の建物は、映画「千と千尋の神隠し」に出てくる“油屋”のモデルになった場所のひとつとも言われています。
タオル美術館ICHIHIRO

タオルの生産地として有名な今治市ならではの、タオルをテーマにした世界唯一の美術館。 タオルアートの数々に目を見張るコットンロードや、タオルの製造工程を見学できるブース、豊富な品揃えのタオルコレクションショップなど楽しい見どころや仕掛けが盛りだくさん。広大なヨーロピアンガーデンやレストラン、カフェも好評です。
道後温泉商店街 ハイカラ通り
わずか徒歩5分の商店街ですが、道後ハイカラ通として知られる有名商店街です。その充実ぶりは自称日本一のおみやげ商店街とされるほど。松山や愛媛ならではのミカンが楽しめるお店や、愛媛の名物菓子一六タルトのお店、またこの地方ならではの伊予絣などのお土産屋さんも充実しています。
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