奈良県は、近畿地方の中南部に位置する県です。
長い歴史を持つ奈良県には、古くから伝えられた伝統的な食文化が今も色濃く残っています。
日本有数の観光地であり、人気の観光地がたくさんあります。
昔ながらの名産やそれにプラスした新感覚の名物があちらこちらにあり、賑わいをみせています。
まほろば大仏プリン
可愛い瓶入りの大仏プリンは、奈良
2種類のサイズがあり、「大」は昔懐かしいしっかりとした食感が特徴。
卵の風味が引き立った、ホッとする味わいのプリンです。
「小」は、とろけるようななめらかな舌触りが魅力。
「小」には、カスタードのほか大和茶、レアチーズ、ショコラ、カプチーノ、大和の地酒と全6種類。人気は大和茶で、奈良の特産品である大和茶の新芽を使った、とても風味豊かなお味。底にはカラメルの代わりにあんこが入っています。
大和三山
北海道産小豆・国産小麦・ヨード卵など選びぬいた素材を100%使用したどら焼き。
餡は自家製で、北海道十勝産の小豆を丁寧に炊き上げられています。
小豆は大粒でぎっしりと詰まっており、繊細で上質な素材本来の甘みをしっかりと味わえます。
しっとりふわふわの皮と、つやつやして上品な甘さの餡の組み合わせが、地元で愛される証です。
きみごろも
卵の白身を泡立ててメレンゲにし、黄身を衣にして焼き上げた和菓子。
砂糖とはちみつを加え、メレンゲの口当たりをそのまま寒天で固めています。
黄身の衣ををまとわせ焼いた、自然素材の風味たっぷりの仕上がりになっています。
ふわふわ食感な洋菓子のようですが、すっきりした後を引かない甘さは、やはり和菓子。
マシュマロのようなスフレのような他にはない食感です。
鹿の角バウムクーヘン
奈良公園の鹿の角をイメージした特製バウムクーヘンです。
新鮮な卵と純粋ハチミツなど、奈良県産の素材を使用し、1本焼き専用のオーブンで焼き上げています。奈良県産の卵は生みたて36時間以内のものを使用。
外はさっくり、内側はしっとりとしたお店の人気商品です。
かわいらしい鹿のパッケージも人気の秘密で奈良のお土産にもピッタリ
消費期限は2週間以上のものをお届けしています。
焦がししょうゆパイ
熟成させた本醸造醤油を使い、さっくりと焼き上げた香ばしいお菓子。
吉方庵は、昭和39年創業の50年以上の歴史ある和菓子店。
四季折々に変わる和菓子など豊富に扱っています。
「焦がししょうゆパイ」は、和と洋を組み合わせたユニークな一品。
パイ生地のサクッとした軽い歯ごたえと、口の中で広がる醤油の芳ばしさが絶妙です。
豊かな醤油の風味は、奈良の大門醤油。奈良県の桜井市大福で創業100年の歴史を守り続けている、大門・蔵つき酵母によって醸される、独自の味わいが特徴の醤油です。
醤油風味が香ばしく、サクサク感がクセになるようです。
くず湯
葛湯とはその名の通り葛粉をお湯で溶かして作られた飲み物です。
奈良の名物は「葛きり」です。
葛を使ったスイーツも色々あります。
「葛湯」はとろみがあるため冷めにくく、イソフラボンを豊富に含んでいるため血行を良くすることで体を温める効果もあります。
製造・販売の「吉野本葛天極堂」は1870年創業の老舗店です。
昔ながらの製法にこだわった葛を使っている、歴史あるお店。
葛の種類は10種類以上あり、セットで販売もされています。
ぶと饅頭
米粉の生地にあんこを包んだものをドーナツのように揚げたお菓子です。
遣唐使が中国から伝えたとされる“唐菓子”の一種で、春日大社では、いまでも神饌菓子として祭事のたびに作られているという“ぶと”
「萬々堂道則」は、悠久の都奈良の地で江戸後期創業いたしました。古都の彩りをそのままに、長きにわたる伝統の技を守りつつ新しい風を伝えています。
小麦粉を使った生地でこし餡を餃子型に包み、油でカラリと揚げた後砂糖をまぶしてあります。
餡ドーナツのような素朴な味で、なめらかな舌触りのこし餡は小豆の旨味もしっかりと味わえます。
まとめ
奈良県のスイーツは昔からの歴史あるものを時代に合わせ、なおかつ風情を残しているスイーツでした。
甘さばかりを求めてしまいがちですが、素材によって生み出す商品は甘くなくても食べたいと思う贅沢なスイーツですね。